マメ知識
安心して妊娠・出産できる世界へ
連帯のシンボル、ホワイトリボン
2023.07.11
Ribbonista編集部(リボンの問屋)
白のリボンは、主に開発途上国における妊産婦の命と健康を守るホワイトリボン運動のシンボルマークに使われています。
開発途上国は、発展途上国と同じ意味です。
具体的になにが開発途上かを明確にするには、経済、産業、技術が開発途上にあるといういい方が妥当だから、ということで、現在では開発途上国という方が一般的とされているそうで、地球上の7割以上の国が開発途上国にあたります。
ホワイトリボン運動
ホワイトリボン運動は、1999年にアメリカで誕生した、女性の性と生殖に関する健康と権利の大切さを伝える国際的な運動。
現在開発途上国では、今でも2分に1人の女性が妊娠・出産で命を落としています。
今でも性行為や避妊への自己決定権もなく、そして安全でない中絶・出産によって命さえも脅かされる女性たちがいます。
望まない妊娠によって教育の機会をも奪われ、夢を失う少女たちもいます。
ホワイトリボンは、世界中の妊産婦と赤ちゃんの命を救うため、すべての女性が安心して妊娠・出産できる世界をめざし、世界中で手を取り合う「連帯」のシンボル。
「気付きのリボン」として、世界中にこの事実を伝え、私たち一人ひとりが変化や行動を起こす当事者であることを伝える役割を果たしています。
ホワイトリボンランとは?
ホワイトリボンランは、3月8日の国際女性デーと連動させて、ジョイセフが2016年から発足したチャリティアクションで、3/8の国際女性デーに向けて、同じ公式Tシャツを着て世界の女性のために走るイベントです。
日本各地にホワイトリボンラン拠点やスポットもたくさんあります。
一人で好きな場所で好きな距離を走る、バーチャルランというのもあります。
エントリー費の収益全額が寄付され、世界の女性の命と健康を守る活動に使われています。
ホワイトリボンのHPからエントリーできるので、興味がある方はぜひ調べてみてください。
リボンでハンドメイド
白色のリボンをカットし、シンボルマークと同じような形の輪にして胸やカバンにつけるだけでも、啓発の協力に繋がります。
ひとくちに白のリボンといっても、たくさんの種類のリボンがあります。
お好みの色やデザインを探して、オリジナルのシンボルマークを作ってみるのも素敵です。
作り方は簡単。リボンが交差する部分を接着剤で留め、乾燥したら安全ピンで留めて完成です!
Ribbonista編集部も作ってみたので、ぜひご覧ください。
リボン運動に参加!〜リボンでシンボルマークを作ってみた~ – Ribbonista[リボニスタ]
シンボルを作ってみたホワイトのリボン
オーソドックスなサテンリボン
シングルサテンリボン #039 9サイズ120色展開キメが細かく光沢が上品で、業務用でもワンランク上のサテンとして広範囲に使用されているベストセラーなリボン。今回は6mm幅のものを使用。ペンタシングルサテンは光沢が片面のみに出る織り方をしています。両面共に光沢のあるペンタダブルサテンもあります。
まんがリボン ぬいぐるみ25mm幅
まんがリボン ぬいぐるみ #001 3サイズ4色展開両面ともに光沢を持つダブルサテン織りのリボンに可愛らしいイラストがプリントされています。4コマ漫画のような可愛らしいストーリーがそっとリボンに暖かさを添えてくれます。
好きな素材や幅のリボンで、ぜひオリジナルのオレンジリボンブローチを作ってみてください。
→こちらの通販ショップで多種多様なリボンが見つかります!
私たち一人ひとりの力は小さいかもしれませんが、何かを始めてみることで、状況は少しずつ変わり始めます。
ホワイトリボンによって、文化の違いや国境を越えて、女性の命を守るために多くの人々の支援の心が結ばれていくことを願います。
Writer’s Profile
この記事を書いた人
Ribbonista編集部
リボンの問屋
創業70年、京都のリボン問屋。リボンを毎日扱う会社として、もっとリボンの存在感を増していきたいと密かに野望に燃えている。
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リボンの問屋
創業70年、京都のリボン問屋。リボンを毎日扱う会社として、もっとリボンの存在感を増していきたいと密かに野望に燃えている。
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