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戦後のリボンと手芸

2023.07.14

Ribbonista編集部(リボンの問屋)

皆さんこんにちは!今回は、戦後のリボンについてです。

戦後まもなくは貧困や闇市などのイメージも強く、リボンで装飾して楽しむような余裕はなかったのではと感じますが、今回はそんな戦後のリボンについてお話させていただきます。

 

この時期、お隣の朝鮮では朝鮮戦争が勃発、アメリカは韓国を支援するために日本を利用し、その影響で日本の需要がどんどん上がり、戦後復興への道を歩んでいくことになります。

 

そして日本人の生活は戦前とほとんど同じレベルに達し、白黒テレビ・電気冷蔵庫・洗濯機が「三種の神器」と言われ家庭に普及し、身近な存在となっていきました。

こうして日本の社会が急速に変化する中で、リボンも一層多様化し、普及していきます。

 

戦後のリボンは、綿やポリエステルなどの合成繊維を使用した安価なものから、シルクやオーガンジーなど高級素材を使用した高級なものまで、幅広い種類が登場しました。

また、形状も短いものやギザギザのエッジがついたものなど、様々なものがありました。

 

衣服の装飾品としてだけでなく、ラッピングやアクセサリーにも使われるようになり、リボンで作られたヘアバンドや、リボンクリップなどのヘアアクセサリーは女性たちに広く流行しました。

また、リボンを使った手芸も行われるようになりました。

リボンを結んで花や蝶などの形を作ったり、リボンを編んでバッグや帽子の飾りを作ったり、そして布を縫ってリボンの形にしてみたりと、様々な「リボン」を楽しんでいたようです。

手芸は既製品を買うより安価で出来ることもあり、そこも人気の一つだったのかもしれません。

 

この時代に登場したオーガンジーリボンは、薄く透明な生地で作られたリボンの一種です。オーガンジーは、シルクやポリエステルなどの素材で作られ、軽くて透明感のある風合いが特徴です。独特な素材感と光沢もあり、華やかで上品な印象です。

 

オーガンジーリボンは、主に以下の素材で作られることがあります。

 

シルク: シルクオーガンジーリボンは、高級感と上品さを備えています。シルクは天然の繊維であり、滑らかで軽やかな肌触りがあります。

 

ポリエステル: ポリエステルオーガンジーリボンは、耐久性と耐摩耗性があります。ポリエステルは合成繊維であり、繊維の強度や色の持続性に優れています。

 

ナイロン: ナイロンオーガンジーリボンは、ポリエステルと同様に合成繊維です。耐久性がありシワになりにくく、柔軟性があります。また、水にも強いです。

 

オーガンジーリボンを利用する際はぜひ参考にしてみてください。

 

他の時代についてのコラムはこちらをご覧ください。

 

戦後に登場した、オーガンジーリボンと、変わった形状のリボンです

センターオーガンジーダブルフリルリボン

センターオーガンジーダブルフリルリボン #002 3サイズ10色展開

フリルが立体的に盛り上がっていますので、ボリューム感を出し、かつキュートな雰囲気を演出できます。

レーヨンペタシャムリボン

レーヨンペタシャムリボン #013 11サイズ80色展開

ヨコ畝(うね)が特長のペタシャムリボンは手触りが楽しく、厚手に織られた生地が上品さを増します。

こちらの通販ショップで多種多様なリボンが見つかります!

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この記事を書いた人

Ribbonista編集部

リボンの問屋

創業70年、京都のリボン問屋。リボンを毎日扱う会社として、もっとリボンの存在感を増していきたいと密かに野望に燃えている。

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